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京都シネマ「エルネスト」

フレディ前村ウルタードは日系ボリビア人。チェ・ゲバラは自分のファーストネーム「エルネスト」を革命家の名前として彼に与えている。エルネスト・メディコ。

このような純粋で勇気ある人たちがいたのだ・・それも私が生まれている時代に。エルネストの事は全く知らなかったし、ゲバラの事も「キューバの革命家として亡くなった」と思っていた。二人ともウユニ塩湖で有名なボリビアで政府軍と戦って殺害されたのだ。オダギリジョー扮するエルネストの素晴らしさ、短い人生を迷いなく選んだ、立派な革命家としての人生・・とはいえやっぱり余りにも勿体ない・・と思ってしまう。

この映画で時々登場するゲバラは凄いとしか言いようのない人物だ。彼が広島を訪れたことを私は知らなかった。「君たちは、アメリカにこんなひどい目に遭わされて、どうして怒らないんだ」。ゲバラの一言一言は深くて重い。どちらも教養人で温かく強く、きっと違う場所や時代だったら、多くの人を助けて信頼される医者としての人生を送られたことだろう。革命家として短い命であったけれど、数えきれない人々に希望と勇気を与え続けているのは間違いない事実だ。

 

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