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「ねこの京都展」と「高橋阿子 金工展」
五月晴れ・少し歩くと汗ばむ陽気の中、二つの展覧会を見に京都駅に行った。岩合さんはご縁があってお会いした事があるが、テレビで見るままの実直な方だった。猫を撮るために休みなしに世界中を飛び回っておられる。「岩合光昭写真展”ねこの京都”」は既に写真集を購入していたけれど、展示してある写真パネルはずっと迫力があり、大きな画像もたいへん美しいので驚いた。素敵な猫の写真ばかりで知らぬ間に笑顔になる。古い京都の家の中に溶け込んでいる猫、天橋立の住職の肩に乗った猫、鮮やかな紅葉の中の猫、猫にミルクを飲ませている芸妓さん、他にもいっぱい。キャプションを読んで心惹かれたのは美山でおじいさんと暮らしている”義経”。男気があってお母さんみたいに優しいのが、我が家のピトーと対照的で・・。「雪の中の義経と足跡」のハガキを買った。
於: 伊勢丹7F 美術館「えき」KYOTO ねこの京都
高橋阿子さんともご縁があってお世話になる事があるのだけれど、御本職の金工作品を拝見するのは初めてだった。金属の花器は、それぞれが全く違う肌合いで、つるつるに磨き込まれたものや、岩肌のようなもの、杜若の花のものや、端正なウサギがチョコンと乗っている作品。全てが蝋型の作品と思うが、いろいろの技法を駆使してかなりの技術を持っておられるのが素人目にも分かる。展示内容の濃い作品展であります。
於: 京都駅 ポルタギャラリー 高橋阿子