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表装するということ Mounting-Japan way to beautify and preserve cultural heritage

京都文化博物館に続いて京大博物館での表装展も最終日に行くことが出来た。

「モノは、痛む」と大きく書かれていた。本紙は裏打紙で補強するからこそ丈夫になって巻いたり掛けたりを繰り返すことが出来る。しかし裏打紙は糊で何層にも貼られているので、時の経過と共に糊が枯れて紙も劣化していく。その為に何十年か毎に痛んだ本紙を修復したり、裏打紙を新しくしてキチンと整えた状態でまた何十年と伝えていく。表装はもともと本紙を守るためのもので、定期的な裏の打ち直しはやらなければならない事なのだ。私は古い本紙と表装が素晴らしかった場合、多少の痛みや折れがあっも自然の事だからと、そのままを良しとしていた。小穴や焼けもそれほど気にせずに鑑賞するのが好きだが「紙と絹の文化を支える」という視点からの表装文化を教えてもらった。

 

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